単価交渉ってどうやってやるの?
今回は、こんな悩みにお答えします。
\ この記事の内容 /
- 単価交渉が必要な理由を紹介
- 単価交渉に臨むための最低条件
- 単価交渉を成功させるためのテクニック
私自身は1年近く副業Webライターを経験しています。
そして同じクライアントに2回単価交渉をして、2回とも交渉に応じて頂きました。
その体験談を交えながら、Webライターの単価交渉について紹介していきたいと思います。
Webライターに単価交渉が必要な理由
- 収入が増やせるから
- 依頼主から単価の引き上げは滅多にないから
- モチベーションを上げるため
Webライターに単価交渉が必要な理由に関しては、私は上記3つのように考えています。
なぜそう思うのか、その理由についてひとつずつ紹介していきますね。
収入が増やせるから
文字単価が上がれば、作業量を変えずとも収入は増えます。
Webライターは安い文字単価で働かされがちなので、収入が少ないことに不満を感じている人も少なくないはず。
しかし自分の相場が分からない人ほど、スキルや仕事ぶりに見合わない単価で仕事を請けがちなんですよね。
比較する人もそうそういないので、難しいところではありますが…。
その状況を打破して自分の収入を増やしていくためにも、文字単価の交渉は絶対に必要だと思っています。
依頼主から単価の引き上げは滅多にない
依頼主からの単価引き上げの話は、基本的にはありません。
先述した「実は安い単価で働かされがち」にも関係してきますが、依頼主側もなるべく費用を抑えたいと思うのは当然です。ビジネスですからね。
そのため、単価に関しては言われなければそのままでOKだと考える依頼主も多いです…。
なので、ライター側から積極的に動いていく必要があります。
※ もちろんライターのことを第一に考えてくれる依頼主もいます。
あくまでも「単価を引き上げてくれる依頼主が少ない」ということです。
モチベーションを上げるため
人というのは、現状に慣れてくると欲が出てくる生き物です。
つまり、今までと同じ単価での仕事に不満を感じてきてしまうものなんです。
お金を稼ぐためにWebライターをやっているのでしょうから、「お金は今のままで十分!」みたいな綺麗事はナシにしましょう。
汚い話をしますが、仕事のモチベーションはやりがいではなくお金です。
自分のモチベーションを上げるためにも、文字単価の交渉は大切な要素になります。
Webライターが単価交渉に臨むための条件
- 依頼主との信頼関係がある
- 自分のスキルが成長している
単価交渉を円満かつ確実に進めるためには、上記2点のどちらかが欠けていると、正直言って難しいです。
何となくお分かりかとは思いますが、それぞれの条件について詳しく説明しますね。
依頼主との信頼関係がある
単価交渉は、言ってしまえば人と人との付き合いにお金が絡んでいるだけです。
人となりや仕事ぶりを知らない人から「もっとお金ください!」と言われても、依頼主が困ってしまうのは容易に想像できると思います。
なので、お互いの人間性や仕事に対する姿勢を知らないうちは、単価交渉をしても成功させることは難しいです。
- 修正なしの一発校了
- 記事納品数が多い
- レスポンスが早い
こういったことを積み重ねていけば、単価交渉に必要な信頼関係は自然と築けていきます。
自分のスキルが成長している
そもそも自分のスキルが、単価交渉をするに値するかを客観的に判断しておきましょう。
スキルが低いのに単価交渉をしても、依頼主からすれば「何言ってんの?」って感じですからね。
- 文章力が向上した
- 内容が正確で具体性がある
- SEOを意識したライティングをしている
最低でも、上記3つのスキルは上げておく必要があります。
今の文字単価が始まった時点と比べて、今の自分のスキルがどう変わったか。それを差別化できるようにしておくことが大切です。
Webライターの単価交渉を成功させるためのテクニック
- 希望額よりも高い価格で交渉する
- タイミングを意識する
- 単価を上げるメリットを伝える
- 具体的な理由をつける
Webライターの単価交渉を成功させるには、上記のようなテクニックがあると便利です。
すべて実際に私が単価交渉の際に使ったテクニックですが、非常に簡単に実践できます。
希望額よりも高い価格で交渉する
社会心理学には「返報性の原理」というものがあります。
返報性の原理とは
高い要求を断った場合に、次は自分が何かをしてあげなければならないと思う人間の心理
よく営業やマーケティングでも使われる基本の心理テクニックですが、これを単価交渉の場で使うことができます。
本当は今よりも文字単価を1円多くして欲しい場合に、あえて「2円上げてください!」という感じですね。
わざとハードルを上げておくことで、「2円はキツいけど、1円ならいいかな…」と、相手を妥協へと持っていくテクニックです。
タイミングを意識する
単価アップの希望に応えたくても、予算や人員の都合で、どうしても単価を上げられない場合もあります。
そんな時に単価交渉をしても、成功させることは至難の業。重要なのはタイミングです。
- 大量にライターの募集をかけている
- 大きな区切りがついた
- 新しい試みを始めた
上記は一例ですが、上記のような状況になれば、単価交渉のタイミングかもしれません。
依頼主に密に関わっていれば、何となく肌で感じることができるはず。常にアンテナを張っておきましょう。
単価を上げるメリットを伝える
「単価を上げてくれ!」なんて一方的な交渉はナンセンスです。それは交渉ではなくただの要求です。
ビジネスですから、単価を上げればこんなメリットがありますよ!と、交渉材料を準備しましょう。
言わば自分自身を営業するような感じです。
私の例を挙げれば、「単価を上げて貰えれば、1週間にもう1本記事を多く納品します」ということを交渉材料にしました。
具体的な理由をつける
単価交渉に具体的な理由を付けるだけで、説得力はグっと上がります。
何となく「単価を上げてください」では、言われた方も「え?なんで?」ってなっちゃいますしね。
- 他でもっと良い条件を出された
- 他の人よりも記事の納品数が圧倒的に多い
- 自分が書いた記事へのアクセスが多い
こんな感じで、自分の貢献度や近況を引き合いに出して交渉に臨みましょう。
Webライターは単価交渉をするべき!まとめ
\ この記事のまとめ /
- 単価交渉は自分のためにも大切
- 最低条件を満たしてから単価交渉に臨みましょう
- 単価交渉の成功率を上げるにはテクニックを使いましょう
Webライターの単価交渉は、やらないと損だと私は思っています。
もし単価交渉が失敗したとしても、単価交渉ができるほどに優秀なライターであるのなら、他の依頼主のところでも働けるので大丈夫です。
お金が全てではありませんが、お金を稼いで生活を豊かにするのが仕事の本懐でもあります。
単価交渉というアクションに臆さずに、稼げるWebライターになってくださいね!