PREP法

PREP法の上手な使い方!人気ライターやブログ運営者なら常識?

 
お悩みさん
クライアントに記事をチェックしてもらったときに「話の構成が下手で、こんな記事は誰も読んでくれない」って言われたんだけど…
さすがにここまで厳しいことを言うような辛口のクライアントは少ないかもしれませんが、実はこれ、私が実際に言われたことなんです。

(言い方はもう少しオブラートに包んでありましたが、分かりやすいように少し盛りましたw)

辛口コメントと同時に「PREP(プレップ)法使った構成をしてみてください」というアドバイスもいただきまして、それを実践してみたら自分でも納得するような良い記事が書けたことが記憶に強く残っています。

駆け出しライターだった私は

 
ほり
PREP法ってなに?それ美味しいの?

という感じでしたが、その方法を知った途端、まさに目から鱗という状態でした。

そして後から知ったことですが、このPREP法というのはどんな記事でも使われているスタンダードな手法であり、これを知ることでライティングの基礎をひとつ学んだような気さえしています。

  • PREP法ってどんな方法なのか
  • PREP法のメリット
  • PREP法の例文
  • PREP法の上手な使い方

この記事を読むことで、以上のことを知ることができます。

ライティング初心者の方や自分の記事のリライトをしようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

PREP法ってそもそも何?

PREP法は、それぞれの構成の頭文字を取った手法のことを表します。

  • P:Point(要点)
  • R:Reason(理由)
  • E:Expample(具体例)
  • P:Point(要点)

これを文章で表すとするならば「先に要点を伝え、その理由と具体例を説明した後に、最後にもう一度要点を伝える」という感じです。

私たち日本人にはあまり馴染みのない形式かもしれませんが、アメリカではこの形式がスタンダートとなっているようです。

この形式のメリットや例文についてはこの後に説明していきますが、ざっくりと言えば「分かりやすい文章が作りやすい」ということに尽きます。

起承転結との違い

日本人が好む文章の様式としては、ストーリー仕立ての「起承転結」だと思います。

こちらも使う場所によっては非常に効果を発揮する形式ですが、ネットの記事においては少し相性が悪いです。

ネットの記事というのは、ネット環境さえあればお金もかけずに読める記事である反面、その有難みというものも薄くなりがちなんですよね。

起承転結の場合は「結」が要点ですが、その「結」に行くまでに「起承転」の3段階を踏まなければならず、要点が出るまでに時間がかかります。

最後まで読めば絶対良さが分かる!」と自信満々に書いた記事でも、ネット記事においてはしっかりとした価値観を見出してもらえないこともザラで、非常に勿体ないと私は思います。

ただ、起承転結が絶対に悪いというわけではありません。

最初にお伝えした通り、起承転結はストーリー仕立ての文章には適しています。

プロフィール記事や日記ブログなどでは面白く仕上げることが大切(検索対象としての価値は薄い場合が多いです)なので、場合によって上手に使い分けられると良いと思います。

PREP法のメリット

多くのライターやブログ運営者がこぞって使うPREP法ですが、当然ながら使うのはメリットがあるからです。

  • 情報に対する理解が深まる
  • 時間に無駄がない
  • 記憶に残りやすい

PREP法にはこんなメリットがありますが、どれも記事には欠かせない要素が含まれています。

それぞれのメリットについて詳しく紹介していきます。

情報に対する理解が深まる

最初に結果を伝えてから物事の説明をすると、人間というのは話の理解が深まると言われています。

  • 健康を維持できるし、安く買うことができるから〇〇という青汁が大好きです。
  • 私は〇〇という青汁がが大好きです。なぜならば健康を維持できるし、安く買うことができるからです。

明らかに、後者の方が話がスッと入ってくる感じがしますよね。

これは短い文章ですので、正直あまり違いが分からないかもしれません。

ただ文章がダーッと長くなったときに、②のように最初に要点を述べている方が「あ、この人が〇〇っていう青汁が大好きなのはこういう理由なんだ」と、話に対する理解度が変わってきます。

①では「この人は健康を維持したり安いものが好きなんだな」と捉えられてしまうこともあり、肝心の「〇〇という青汁が大好き」という本当に伝えたいことを理解してもらえない可能性もあります。

ライティングやブログ、特にアフィリエイト系の記事では読者に情報を提供してナンボで、いかに相手に情報を伝えられたかで成果が変わると言っても過言ではありません。

情報に対する理解をしっかりと深めてもらうためには、PREP法は非常に有効です。

時間に無駄がない

PREP法で説明をすることで、説明に関する時間を省略することもできます。

PREP法は主にプレゼンなどのビジネスシーンで非常に役立ちますが、もちろんネットの記事であってもこのメリットは大きく活かされます。

とにかく結果を早く知りたい!」というせっかちさんが多い世の中なので、どんな記事であれ、ダラダラと読み進めたいと思っている人は非常に少ないです。

なるべくならパパっと読み進めて、他の記事でも知識を得たいと思っている人も多いことでしょう。

検索エンジンで検索して飛んできた人にとっては、知りたいことが冒頭に書かれていないと「これは自分に必要ない記事」という認定をすることもあるため、別の記事に移ってしまうこともあります。

読み手の余計な時間を削減することは、結果としては記事を最後まで読んでもらえる可能性も高くなります。

そうなると滞在時間が伸びたりや直帰率の減少が起こり、記事をSEO的にも良い結果に導いてくれます。

記憶に残りやすい

PREP法を使った文章は、頭に残りやすいという特徴があります。

たとえばアーティストのライブのセットリストで、1曲目と最後の曲の印象が特に鮮烈に残っていませんか?

中には中盤の曲はあまり覚えていなくて、改めてセットリストを確認して「あー、こんな曲もやってたなぁ」なんて人もいるかもしれません。

これは記事にも言えることで、記事の最初と最後は読者にとって最も印象に残りますが、中盤は真剣に読み進めない限りは中々覚えていないものです。

PREP法というのは冒頭と最後に要点を伝える構成方法なので、人間の頭の働き的に考えても非常に効率的な方法となっています。

PREP法を使った例文

それでは、実際にPREP法を使った例文を紹介していきます。

「〇×△」化粧水という商品をおすすめするとして、まずはPREP法を使わずに起承転結をベースとして書いた文章を見てください。

みなさんはお肌についてどんな悩みがありますか?

シミ・シワ・たるみ・肌荒れなど様々な悩みがあると思いますが、どれも一筋縄ではいかない肌トラブルですよね…。

私も様々なスキンケアを試してみましたが、中々良いものが見つからずに時間とお金だけかかってしまった経験があります。

しかし、そんな私の時間とお金が無駄になってしまうような、素晴らしいスキンケア用品に出会うことができたのです。

それはこの「〇×△化粧水」という化粧水なのですが、この化粧水に入っている「△△△」という成分にはアンチエイジング効果があると研究で立証されています。

つまり、これ1本でどんな肌トラブルも解決できる魔法のような化粧水なんです!

騙されたと思って、まずは1本「〇×△化粧水」をぜひ試してみてくださいね!

話の内容的には十分に伝わりますが、本当に伝えたい「〇×△化粧水」がおすすめということは、最後でやっと出てきます。

言い方を変えれば、最後まで要点が分からないまま読み進める記事ということです。

前述したように、冒頭に結論が見えなければ、読者が本当に知りたいことではないと認定されてしまうことがあります。

この文章をPREP法を使って書き直すと、以下のようになります。

シミ・シワ・たるみ・肌荒れなどの肌トラブルには「〇×△化粧水」がおすすめです。

この化粧水に入っている「△△△」という成分は、肌のアンチエイジング効果があることが研究で立証されている、まさに魔法のような化粧水なんです。

私は今まで様々なスキンケアにお金を費やしてきましたが、「〇×△化粧水」を使ってみると、今まで費やしてきたものが無駄になってしまうと感じてしまうほど…。

正直、もっと早く出会いたかったです。

私のように色々と無駄にしたくない人は、まずは1本「〇×△化粧水」を試してみてくださいね!

PREP法を使って文章を書き直すと、こんな感じです。

冒頭に「〇×△化粧水」をおすすめすることで、この記事の主旨が読者にはっきりと伝わるようになります。

私の悩みはこの化粧水で解決できたよ!」と「この化粧水を使うことで私の肌の悩みは解決できたよ!」では、読者が受ける印象も十分に変わってきます。

つたない例文で申し訳ありませんでしたが、それでも最初に要点を伝えることがいかに重要であるか分かっていただけたと思います。

PREP法を上手に使うコツ

 
お悩みさん
PREP法について十分に分かったけど、実際に使ってみるのは難しそうだなぁ…

そう思った人も、PREP法は簡単に使いこなすことができるのでご安心ください。

私が考えるPREP法のコツとしては、とにかくP(要点)の部分をしっかりと考えることです。

ここをしっかりと考えることができればR(理由)とE(具体性)の部分に関しては自ずとついてくるため、オリジナリティと熱量の高い魅力的な記事を書けるようになります。

そうやって書かれた記事というのは、たとえ文章が多少変であったとしても、読み手にはその想いは十分に伝わる良い記事であると私は考えています。

結局は精神論のようになってしまいますが、気持ちを込めることができればPREP法は使いこなせるはずです。

PREP法で魅力的な文章を書き上げよう

PREP法をマスターすることができれば、記事の質がぐんと上がります。

ライターであればクライアントから評価されて報酬が増えるかもしれませんし、ブログ運営者であればSEO対策のされている読みやすいブログというように、Googleや読者から評価されるかもしれませんね。

魅力的な文章を書き上げるためのPREP法、ぜひ覚えておきましょう!

ちなみに私はこのPREP法やその他のテクニックを使いこなすことで、8か月で120万円以上を稼げるライターになることができました。

稼げるライターになるコツは以下の記事も参考にしてみてくださいね。

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この記事を書いた人 Wrote this article

ほり

将来のためにお金を貯めたい普通の会社員です。 副業としてやっているWebライティングのことやブログ運営のこと、お金や時間を節約することを主に発信していきます。

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