そんな悩みは、この記事で紹介する11個のルールを守ることでパッと解決してしまいます。
実際に私もライティングを始めた当初は右も左も分からない状態でした。
当然ながらそんな状態で記事を納品したとしても、「非承認」または「修正依頼」を突き付けられるのは当然で、文字単価0.5円の記事を完璧に納品するのに8時間かかったこともありました。
ライターならば誰でも経験することではありますが、結構へこみます…。
もしも私のようにライティングに自信がない人でも、このルールを守ることで稼げるライターになれる可能性があります。と言うよりなれます。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
コピペはNG
言わずもがなという感じではありますが、他のサイトからの文章のコピペはNGです。
私がライティングを始める前は「とりあえずコピペしとけばOK。オリジナリティなんて必要ない」みたいな記事でもGoogle検索上位に表示されていたようですが、さすがに今はそうはいきません。
そんな記事は、Google検索でどんなワードで検索してもヒットしないような記事になってしまう可能性が高いです。
読者からしても「この内容どっかで読んだことある」みたいに思われて、そっとブラウザの「戻る」か「閉じる」を押されるのが関の山といったところではないでしょうか。
つまり、コピペ記事というのはクライアント的には最悪な記事なんです。
どうしても他サイトの記事を引用したいのであれば、このように引用だと分かるような表記をするべきです。
(説明上引用を使用していますが、こちらの文章は引用したものではありません)
「ですます」を連呼しない
「ですます」を連呼すると、読者に対してくどい感じを与えてしまいます。
ちょっとしたことかもしれませんが、それだけでも退屈な文章になってしまいます。
それを防ぐためには、たとえば「〇〇しましょう」などと、語尾の表現を変えることが大切です。
枠の中は、この見出しで伝えたいことをあえて「ですます」を連続して使ってみた例です。
どこか単調でつまらない文章になっていませんか?
これを改善するだけでも、記事の質や読みやすさというのは抜群に良くなります。
「ですます」は使っても2連続程度に留めておくことがおすすめです。
表記ユレに注意する
表記ユレとは、たとえば「事」という文字に関して「事」と「こと」が記事内に混在することを指します。
特に記事を読み進めていく上で問題はありませんが、表記ユレのある統一感のない記事は、ちょっと体裁が悪いです。
これは自分の変換のクセと向き合わなければならないものですが、勢いよく記事を執筆している際に表記ユレは起こりやすいです。
チェックをして納品する前に、自分が表記ユレを起こしやすそうなワードに関して「Ctrl+F」で検索をすると見つけやすいと思います。
二重表現を避ける
「頭痛が痛い」や「絶対にマストバイ」というように、同じ意味の言葉を重ねて使うことを二重表現と言います。
この二重表現というのは、分かる人には分かる「下手くそな文章」の代名詞でもあります。
対処法としては、あらかじめ二重表現になりやすい言葉について知っておくことがベストです。
二重表現の例と直し方をいくつか挙げてみましたので、こちらも参考にしてみてください。
- 被害を被る → 被害を受ける
- 後で後悔する → 後悔する
- 過半数を超える → 過半数を占める
- アメリカに渡米する → アメリカに渡る
言い回しを変える
この果物は最高に美味しいので、きっとあなたに最高な時間を提供してくれます。
上の文は意味は伝わりますが、「最高」という言葉を2回使っているため、ちょっと変な感じがしますよね?
人によっては「しつこい」と感じたり「何かリズムが悪いなー」と思うかもしれませんね。
同じ文章の中に同じ言い回しが2回ある例でご紹介しましたが、近い場所に同じ言い回しがあるだけでも、その印象を受けることがあるんです。
上記の例文の場合は、前者の「最高」を「抜群」に変えてみたり、後者の「最高」を「素敵」などに置き換えられます。
これ以外にも言い回しのパターンは様々ありますので、日ごろからボキャブラリーを増やせるように心がけておきましょう。
句読点を上手に使う
たかが句読点、されど句読点と思うかもしれませんが、読みやすい文章を作る上では句読点は欠かせません。
あまりに句読点が多い文章は稚拙な文章になりがちですし、逆に多すぎる文章は読みづらい文章になってしまいます。
以下の例を読んでいただけると、その違いが大きく分かると思います。
〇:私はダイエットに取り組んでいるため、筋トレやジョギングなどの運動を、毎日必ず30分以上するように心がけています。
×:私は、ダイエットに取り組んでいるため、筋トレや、ジョギングなどの運動を、毎日必ず、30分以上するように、心がけています。
×:私はダイエットに取り組んでいるため筋トレやジョギングなどの運動を毎日必ず30分以上はするように心がけています。
明らかに一番上の文章がリズムも良く読みやすいと思います。
句読点を上手に使うコツとしては、自分で作った文章を音読(脳内で音読でも可)をしてみることです。
基本は短文の繰り返し
Webの記事と言うのはネット環境さえあれば気軽に読めるものであるため、雑誌などのコラムに比べても流し読みされやすいものです。
流し読みを前提とされている状態で長文をつらつらと書かれたら、多分読者はこんな気持ちです。
よほど魅力的な記事でない限りは、読む気が失せてしまいますよね。
ただでさえ文字離れが進んでいる時代なので、このルールを守ることは非常に重要だと私は思っています。
結論は冒頭に
話を面白くするためには「起承転結」という流れが定番ですが、ライティングに関してはそれが絶対に正しいとは言い切れません。
前述したように、Webの記事というのは気軽に読めるため、冒頭から結論を伝えないと読み進めてくれる可能性は低いです。
先に結論から述べる方法を「PREP法」と呼びますが、この方法がWebライティングにおいては大切です。
P:Point(要点)
R:Reason(理由)
E:Expample(具体例)
P:Point(要点)
PREP法は、この順番で展開される文章の型のことを指します。
実際にプレゼンの場でも使われることの多い優秀なフォーマットで、聞く側も話の内容が頭に入ってきやすいというメリットがあります。
記事を誰かに読んでもらうのならば、理解されやすいPREP法を有効活用しましょう。
記事を依頼したクライアント側からしても「素敵な記事を書ける人」という認識をしてもらえる可能性もあります。
ちなみにこの記事も、基本的にはPREP法に沿って書いています。
話し言葉を使わない
時々ブログとライティングを混同している人がいて、ブログのような話し言葉で記事を執筆する人がいますが、これはあまりよろしくないです。
個人ブログというのは自分の考えを発信するものなので、ある意味ではルール無用です。
しかしライティングの場合はクライアントの意向が第一なので、必ずそのルールを順守しなければなりません。
クライアントから指示がある場合は別ですが「〇〇じゃないですか?」や「△△ってすごいんです!」というような言葉は、基本的には好まれません。
話し言葉からライティング用に修正するのであれば「〇〇ではありませんか?」や「△△は非常に優秀です」といった感じです。
ライティングを行う大前提として、記事を読んでもらう人は「顔も知らない赤の他人」です。
その意識を忘れずにライティングをしていけば、話し言葉を使うこともなくなると思います。
主観を入れない
ライティングでは主観的な表現も好まれません。
ライティングを依頼する人が求めているのは、あなたの個人的な意見ではなく、客観的で分かりやすい文章だからです。
「私はこう思うんです」というようなオピニオン系の記事は、ネットには載っていないような専門的な知識に溢れていて、クライアントから直接依頼がない限りは控えた方が良いと思ってください。
「どうしても主観的な表現を入れた方が良い記事になる!」と信じてやまない人は、自分の意見を誰かの口コミとして紹介すると言った小技もありますので、ご参考までに。
情報は信憑性があるものを
記事を書く際に、何かしらの情報が必要な場合があります。
情報がある方が記事に説得力を持たせられますが、その情報の出どころは必ず信憑性があるものにしましょう。
たとえば「日本の離職率」というデータを記事に載せたいとします。
A:厚生労働省が発表している日本の離職率
B:まとめサイトが公開している日本の離職率
どちらが信頼できる情報かと言われたら、誰もがAを選ぶと思います。
Bの内容が合っているということも十分に有り得る話ですが、読者が知りたいのは簡潔で信憑性のある情報です。
読者に「その情報どこで調べたの?」と聞かれた場合でも、胸を張って「ここだよ!」と言えるような情報を引用しましょう。
ルールを守ることでライティングスキルは磨かれる
私が考えるライティングの最低限の基本ルールはこんな感じです。
「最低限って言いながら多いじゃん!」なんて思うかもしれませんが、ライティングはそんなに簡単なものではありません。
ただ、ルールさえ身につけてしまえば着々とスキルアップしていけるのも事実です。
ライター初心者で非承認や修正依頼を頻繁に出されるのならば、この基本ルールの何かが欠けているからかもしれません。
そこさえ改善できれば素敵な記事が書けるようになるかもしれないので、今はライティングが大変だと感じている初心者の人ほど、このルールを守るように執筆してみてください。
この記事を読んでいただいたライターさんが活躍することをお祈りしています。
記事作成を効率化するためには、私は以下のような方法でライティングしていました。
初心者ライターの方でも簡単に実行できるため、併せてご覧いただければ幸いです。